クレンジング前に“温める”だけで、肌はここまで変わるという話

結論から言うと、クレンジングを肌にのせる前にしっかり温める人と、冷たいまま適当に使う人では、落ち方も透明感もまったく違います。
私は毎日多くの方の肌を見る中で、このたった10秒の違いが肌の明暗を分けていると痛感しています。
なぜ温める必要があるのか。
理由はとてもシンプルで、冷たい肌には皮脂もメイクもほとんど動かないからです。
毛穴が閉じたままの状態でクレンジングを乗せても、汚れは浮きません。
「ちゃんと落としているつもりなのに、なんだかくすんで見える」「鼻のザラつきがいつまでも残る」
こうした悩みの多くは、クレンジングの“質”ではなく“使い方”に問題があります。
例えば、肌の表面温度が1〜2℃違うだけで、皮脂の柔らかさは大きく変わります。
固まっている皮脂は動きません。
しかし、手のひらの体温で10秒ほど温めるだけで、クリームのテクスチャーがふっとゆるみ、毛穴にスルッと入り込みやすくなります。
これは決して大げさではなく、温度が変わればクレンジングは別物になります。
特にシェルクルールのベーシッククリームは温めることで本領を発揮するタイプ。

体温でゆるめてから肌にのせると、クリームが薄く均一に伸び、毛穴の奥の汚れを包み込むように浮かせてくれます。
冷たいまま肌にのせると、ただ表面をなでているだけになってしまい、本来の落ちる力を十分に活かせません。
実際に、温めてから使うようお伝えしたお客様の多くが、翌朝の肌に「なんか違う」「つるっとする」「くすみが抜けた感じがする」と反応をくださいます。
たった10秒。
でも、この10秒を面倒だと思って省略してしまう人が本当に多いのです。
最後にもう一度。
クレンジングは“何を使うか”よりも“どう使うか”で仕上がりが変わります。
今日からベーシッククリームを手のひらでしっかり温めて、体温まで持っていってから肌にのせてみてください。
それだけで落ち方も透明感も、驚くほど変わります。
「適当クレンジング」を続けるか、「正しい10秒」で肌を変えるか。
ほんの少しの差が、未来の肌を大きく変えます。
